ワンヘルスとは
現在、地球上では人口の増加、森林開発や農地化などの土地利用の変化、これらに伴う自然環境の悪化や地球温暖化などの気候変動の影響により、人と動物の関係性が変化したことでもともと野生動物が持っていた病原体が人にも感染するようになったとされています。 これらは「人獣共通感染症」と呼ばれ、近年猛威を振るう新型コロナウイルス感染症などが含まれます。
ワンヘルスとは、「人と動物の健康と環境の健全性は一つ」と捉え、これらを一体的に守ろうという考え方で、世界的にその取り組みが進められています。
ワンヘルス宣言について
福岡県では、平成28年に北九州市で開催された世界獣医師会と世界医師会によるワンヘルス国際会議において、ワンヘルスの理念から実践に移行させる礎となる「福岡宣言」が採択されました。
また、全国に先駆けて、令和2年12月の福岡県議会定例会で「福岡ワンヘルス推進基本条例」が議員提案により可決され、令和3年1月15日に公布、施行されました。
大任町においても、人と動物の健康と環境の健全性を守り、自然豊かな大任町を継承していくため、令和7年9月1日「大任町ワンヘルス推進宣言」を表明しました。