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| しじみの話 ちいさなからだに不思議なパワーがいっぱい。 川の元気者しじみの話。
| しじみのなかま しじみのなかまはアジアのほかに中近東やオーストラリアにも広く分布し、 日本では北海道から九州まで各地の川や湖などの水のよく流れるところにいます。 よく知られているのが「ましじみ」と「やまとしじみ」。「ましじみ」は、 おもに川の中流以上の水のきれいな砂地に、「やまとしじみ」は淡水と海水がまざりあう河口の泥地に多く住んでいます。
しじみ料理のいろいろ 代表的なものが「しじみ汁」。泥を吐かせ、鍋に水から入れて火にかけます。 煮立って貝の口が開くと同時に火を止め汁を別にし、そこでみそを溶かすのがコツ。 また、煮汁に調味料を加えご飯を炊き、貝殻からとりだしたしじみを加えてからむすと、 おいしい「しじみ飯」ができます。このほか「うの花汁」、「ポタージュスープ」、 つくだ煮の「しぐれ煮」としてもおいしくたべられます。
からだによいしじみ 天明年間(1781~89)の<食品国歌>に「しじみよく黄疸を治し酔を解す」とあります。 これは現在の医療界でも認められていて、他の貝類との比較実験でも有効であることがわかっています。 また、俗に「土用しじみは腹薬」ともいわれ、古くから内臓の健康に役立ってきたことがわかります。 しじみの肝臓中にはビタミンB1の分解酵素「アノイリナーゼ」が発見されていますが、 その薬理作用についてはまだまだ謎が多く残されています。
しじみで元気な大任町 「しじみ」が自生する大任町では、しじみを環境保護とまちおこしのシンボルと位置づけています。 |
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